2017/08/29

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突然ですが、「Hands Free」という言葉をご存知でしょうか?
ある程度以上の年齢の方になると、スピーカーホンで通話できるあれでしょ?
と思い浮かべると思いますが、実はこれはGoogleの新たなサービス。
さて、いったいどんなサービスなのでしょうか?
「Hands Free」とは一体なに?【動画あり】
Googleが提案する新たなサービス「Hands Free」。
これは名のごとく、手を使わなくてもいい決済サービスです。以下が参考動画となります!
現在スマホにおける決済サービスというのは、非接触性ICチップを使用したおサイフケータイによるもの、NFCチップを使用したApple payやAndroid pay、
アプリを利用した決済などいくつかの方法がありますが、どれもこれも全て「アプリを起動する」「スマホを専用端末にタッチ」などの操作が必要でした。
「Hands Free」はなんとこれらの操作を全て省いてしまう画期的なサービスなのです。
決済の流れは以下のようなものです。
●「Hands Free」専用アプリ、Bluetooth、Wi-Fi等を利用し、店舗にある決済端末と通信
●店舗は決済端末で近くにある「Hands Free」端末を特定
●表示される顔写真と目の前にいる人を照合して本人確認
●決済終了
なんと簡単なのでしょうか、端末にアプリインストールだけしておけばよいとは…。
顔写真で本人確認というところが多少不安ですね、しょっちゅう写真を更新しておかないと、
女性の方だと髪を切っただけで認証されなかったりするのかも・・・(笑)
「Hands Free」の使用方法は超簡単?一言「Googleで支払います」
さてHands Freeの使用法ですが、店頭で「Googleで支払います」と伝え、自分のイニシャルを伝えること。たったこれだけです。
これであとは前述の決済の流れに沿ってモバイル決済が進みます。
事前準備として、まず「Hands Free」専用アプリをインストールしておくこと。
次にアプリにクレジットカードまたはデビットカードの情報と、自らの顔写真を登録しておくこと。
以上です!
セキュリティ面についてはどうでしょう?
まず店舗側には決済に必要なだけの必要最低限のカード情報と顔写真が送られることになりますが、
手続き完了後にこれらの情報は店舗側の端末からは削除されます。
情報が残らないのですから、店舗側から個人情報が漏れることは考えられませんね。
もうひとつ心配なのはアプリの方のセキュリティですが、アプリに異常な動作があった場合はアラートが表示されるようにしてあるということです。
この「Hands Free」サービスは基本的にアプリを通じてのサービスであり、
AndroidだけではなくiPhoneでも専用アプリを用意するとのことですが、
アプリを通じてのサービスであるということは本体機能を使うApple payと比べるとセキュリティにやや不安が残るということでもあります。
それでも必要最低限の情報しか扱わず、取引情報や決済情報をスマホに保存しないようなやり方にすれば、
かなり個人情報に関するセキュリティは強固なものになるはずです。
これは今までのやり方から比べると非常に便利ですね。
ただ不安なのは、お金を使っている感が非常に薄く、ぽんぽんこれで決済をしてしまって後で泣きを見る、というパターン
私はこうなりそうで怖い・・・
モバイルの進化とともに新たに不便さを打ち消し、便利さを前面に出す機能やサービスが増えてきています。
スマホを出すことすら不要となるのはさすがに画期的ですが、突き詰めるとこれは体にICチップを埋め込んでしまえばいいのでは…(笑)
今回「Hands Free」サービスがテストされるのは、カリフォルニア州のサウスベイ地区、つまりシリコンバレーです。
該当地域のファーストフード店などで開始するとのことです。
テスト結果によっては、けっこう早くこの便利なサービスが使えるようになるかもしれませんね!